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古い教会の木材から誕生した楽器
2021.01.20
木材の優れた長寿性を示すお話があります。
ギターという楽器は、他の弦楽器と同様に複数種の木材を組み合わせて作られていて
その音色に大きく影響をもたらしているのだそうです。
それは、木材の良否で決まるといわれるほどで製作者は木材の選定には非常に気を配るのだそうです。
弦の振動を増幅する表面板には、スプルース(カラマツ)や松などの柔らかい樹種の板が使用され
胴体の背板と側板は、振動する表面板を支えて共鳴させるために
硬く乾燥した板材が好まれ、ブラジル産のハラカンダが最高の材料とされています。
しかし、ハラカンダは1992年に発効したワシントン条約によって伐採や輸出が禁止されてしまいます。
代替材も最近では良材が少なく、生育には長い時間がかかるので仕入には非常に苦労するのだそうです。
ある著名なクラシックギターの製作者がいて
その人は、ヨーロッパの古い教会などが解体された際に発生する古材に目をつけたそうです。
何百年も前に建てられた教会建築は、当時の為政者の権威の象徴ともいえるものです。
植民地から運ばせた太くて硬い材木が使用され、なんとそのなかには楽器製作に使える樹種があったのです。
何世紀もの間、人々の精神的な支えとなってきた教会が
解体されたのちは楽器に姿を変え、美しい響きで再び人々の心を癒すとは。
日本にも、607年に聖徳太子が創建した現存最古の法隆寺は
1300年という歴史があるのは、多くの方がご存知と思いますが
木材がこれほどに長い歴史を刻むことができるとは素晴らしいとしか言葉が出ません。
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